2020/06/14 01:04

チュニジアの旅6日目。

今日も朝、ムスタファにホテルに迎えに来てもらい車で移動。
まずはショット・エル・ジェリドという大きな塩湖へ。
この塩湖は北アフリカ最大の大きさで、千葉県くらいのサイズがあるらしい。



塩湖にできた道をひたすら車で走る。
水がたまっているところもあれば、からっからに乾いているところもあり、とりあえずひたすら白い世界。

途中、いきなりポツンと出てくるおみやげ物屋さんのあるところで休憩。

塩湖の水をなめてみたらびっくりするくらい塩っからかった。
塩よりもしょっぱく、塩をぎゅっと凝縮したような濃い味でした。

おみやげ物のおじさんは陽気で、そこらへんから取ってきた塩の塊をくれたり、謎のターバンを巻いてくれたり、もちろん2ショットの記念写真も撮影。

陽気なおじさんとプレゼントしてくれた塩の塊。
大きすぎたので、割って友達と分け合いました。

朝からテンションの高いおじさんと絡んで、目が覚めた気がします。

その後もひたすら塩湖をドライブ。
さすが千葉県サイズの塩湖は大きかった。

そして、急きょムスタファと話していて出てきた場所に行きたくなり予定を変更。
トゥーズという街で、パラグライダー体験。

実はこの旅の2年前に一緒に旅している友達と鳥取砂丘でパラグライダーをして、すごく楽しかったからまたしたいなぁと思っていたのです。


ただ、想像していたパラグライダーとは違い、チュニジアのパラグライダーはフレームでできた2人乗りのアトラクションのよう。
前にインストラクターが乗り運転をしてくれます。



なかなかいい高さまで飛びます。
風が気持ちいがフレームな乗りものなので囲いなどなくなかなか怖くもある。

奥に見える街はやはり砂漠色の低層な建物たち。
なかなかできない体験に大満足でした。

が、そのあと、近くのトイレに行った際に、トイレのある建物から出る際に段差に躓いて足をねんざ。
実はねんざをしたことがなかったので、ねんざがどんなものかよくわからず、なんか痛いし少し腫れてるなぁでも歩けるし、旅はまだ続くし、と少し我慢しながら旅は続く。

パラグライダーの後は、せっかくきたのでトゥーズの旧市街を少し散策。
おみやげ物屋さんで売っていたスターウォーズのマントのようなローブのような服を迷いに迷って買わなかった。
そのあと2日くらい他の街のおみやげ物屋さんで出会うことがなかったので、やっぱり買えばよかったかなぁと後悔していた。
今となっては特に買う必要はなかったから買わないでよかったかなぁと。
旅マジックでよくわからないものを買ってしまうのは、旅あるある。


トゥーズではキツネを飼っている人がいた。
抱っこさせてもらったけど、おとなしくて可愛かった。
いったいこのキツネはどんな事情で飼いキツネになったのだろう・・・
そもそもチュニジアでキツネを見たのはこれが最初で最後。

そのあと、今日の目的地に向かい、砂漠をひたすらドライブ。

道は野生のラクダ優先なので、ラクダ待ちも何度かありました。
野生のラクダ、ほんとに多いです。

砂漠には途中、突然カフェが現れたりする。
トイレ休憩も兼ねて立ち寄る。
カフェには色んな人が来たよという証にコメントを書いた紙を貼っていて、めざましどようびで来たという鈴木ちなみの紙を発見。
日本語はそれしかなかった。

そして、カフェでトイレを借りたらこんなトイレだった。



カフェの裏の砂漠に謎のつい立て、その裏に土を掘った穴が1つ。
まるで個室がありそうなドア風なつい立ですが、ただのつい立てです、男女の区別なんてないです、穴1つです。
最高に原始的なトイレでした。
わたしは大丈夫でしたが、友達はここをトイレと認めることができずダメでした。
今まで出会った中で原始的なトイレランキングまだこのトイレが1位を守っています。

その後ドライブを続け、たどり着いたのは、クサールギレンというサハラ砂漠のオアシスにあるテントホテル。

テントホテルは見下ろしたらこんな感じ。


部屋の中は真ん中にベッド。
水圧がものすごく弱いシャワーとトイレもあります。
でもこんな砂漠の真ん中でシャワーがあるだけありがたい。




クサールギレンは4方を砂漠に囲まれているので、どこにいても見渡す限りの砂漠。
繁忙期じゃないからか人も全然いなくて、踏み荒らされていない砂漠は風紋がくっきり。
風紋の陰影が美しくて、風が吹くと姿を変えて、いつまで見ていても飽きない。
自然が作り出す風景の美しさやはかなさよ。

夕暮れ前には、ラクダに乗って夕日スポットへ行くツアーに参加。
ラクダ使いがひくラクダに乗り、道なき道をラクダに乗って進む。
参加者はわたしたちと、フランス人男子2人。



少しずつ落ちて行く夕陽を見ながら優雅にラクダにゆられて・・・・
というのを想像していたのですが、ラクダは思いのほか歩くたびに左右に揺れます。
しかも道もたいらじゃないので、最初はラクダから落ちそうになってキャーキャー騒いでいた。
さらに、わたしの乗ったラクダはいたずらっ子で、前のラクダのしっぽをかんだりつついたりして、ラクダ使いに怒られて暴れてを繰り返す。
乗っているだけでかなり体力を消耗。
もはや歩いて行った方が楽だったかもと思えるくらい。

ラクダ使いに連れられてたどり着いた小高い丘。
夕日スポットらしく、ラクダを下りて散策。
30分くらいラクダにゆられていたので、元いたテントホテルはもう視界に入らず。
ここからテントホテルまで自力で戻れと言われても絶対戻れないだろうなぁ。


夕日が落ちてくると砂漠がピンク色に染まる。
わたしのデジカメでは夕日はきれいに映らなかったけど、夕日と共に色が変わっていく砂漠はすごくすごく幻想的だった。
地平線に落ちる夕日って、見ることが少ないので、じっくりと眺めていた。

帰り道は少しラクダに慣れたのかキャーキャー騒ぐことはなく、夕日の余韻をかみしめながら砂漠を眺めていた。

そして、晩ごはんを食べていて気付いたけど、その日ここに泊まっていたのは、わたしたちとフランス人2人組だけだった。
砂漠を4人占め。

ちなみに無駄な光はあまりないので、真っ暗です。
テントホテルの真ん中にある見晴らしのいい塔に登って星を眺めたりしながら6日目は終わる。

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